
このサイトでは
「自分が気に入った香りが一番です」
とお話ししています。
良い気分にしてくれる香りは脳内神経の特に自律神経に良い刺激をもたらすからです。
とは言うもののご自身の好みだけではなく、アロマを愛用している多くの人がどのような種類のアロマを好んで使っているのか気にはなると思います。
今回は日本で人気のあるアロマの種類をご紹介いたします。
ご自身のアロマの選択でご参考になさってください。
◆ 主要な精油販売店の売れ筋データ
☆ 人気精油のランキング
☆ 日本で人気の精油
◆ アロマを象徴するラベンダー
☆ 手頃な価格と安定供給
☆ 幅広くカバーする香りの効果
☆ 安心感をもたらす香り
◆ 日本と世界の香りの好みの違い
主要な精油販売店の売れ筋データ
☆ 人気精油のランキング
AEAJ(日本アロマ環境協会)は何年かおきにアロマ関連商品の市場規模をまとめています。
例えば2021年のアロマ関連市場規模は3973億円だと報告しています。
ですが残念ながら精油の種類ごとの市場規模までは報告されていません。
そこで今回は日本で精油販売を行っている主要な会社が報告するランキング等を調べてみました。
基本的に、別のコラムで精油ごとの価格平均値をご紹介した際に調べた会社が中心です。
生活の木や無印良品などです。
☆ 日本で人気の精油
各販売会社のランキングは微妙に異なります。
お店ごとに違って当たり前ですが、それでも共通して名前があがる精油は次の通りです。
ラベンダー
スィートオレンジ ペパーミント
ローズマリー ティートリー
ゼラニウム
大きく3つのグループが好まれています
(筆頭はラベンダー)
やはりと言いますか、アロマと言えば恐らく多くの方がイメージされるラベンダーは筆頭にあげられます。
(柑橘系と爽やかさの香り)
次に柑橘系や爽やかな香りが選ばれているのも順当かと思います。
(集中力や薬効的な香り)
最初の2つのグループは気持ちに働きかけ気分を良くするタイプですが、これはどちらかと言えば香りの効果が割とはっきりとしています。
ローズマリーは集中力を高め学習効果をもたらします。
またティートリーは抗菌効果と始めとする免疫機能の強化に用いられます。
最後のゼラニウムは特にどのグループと言うよりは、ラベンダーのように色々な顔を持つ香りです。
フローラル系の香りと共にハーブ系の香りが混じり優しさをもたらします。
一方でスキンケア―などにも用いられます。
(その他の精油)
残念ながら具体的な売上高は公表されていませんので、これら6種類以外も場合によってはよく買われている可能性はあります。
具体的には、フランキンセンス、ベルガモット、ユズ、ヒノキも販売店によっては名前が挙がっています。
ですが最初に挙げた6種類のうちゼラニウムを除く5種類は順当で価格的にも買いやすい精油だと思います。

アロマを象徴するラベンダー
ラベンダーはアロマを象徴する精油です。
グローバルベースでもラベンダーの人気は顕著です。
他の2番手グループの精油に比べ2倍のシェーアをラベンダーが占めているというデータもあります。
売れ筋としてラベンダーが一番という結果は他の精油に比べそれなりの理由があります。
*価格が手ごろ
*供給量が多く安定している
*効果が広範囲
*安らぎが実感できる香り
*薬の様な個性的な香りではない
☆ 手頃な価格と安定供給
ラベンダーは柑橘系ほど安くはありませんが、それでもアロマ全体の中では手頃な価格帯に入ります。
アロマを取り扱うお店でラベンダーがない、というケースはないと思います。
そのくらい人気が伴い供給が安定している精油です。
☆ 幅広くカバーする香りの効果
ラベンダーの大きな特徴なのですが、香りがもたらす効果の範囲がとても広いです。
最も汎用性が高い精油です。
例えばメンタル面への働きかけです。
更に火傷の治癒では身体面に働きかけます。
スキンケアーとしても使われます。
安心感のあるラベンダーの香りは自律神経に働きかけるので特にメンタル面への効果は大きいです。
またラベンダーについては医学系論文で研究対象としてよく取り上げられています。
睡眠や認知症をテーマにした研究も多いです。
効果の科学的な裏付けが徐々に積みあがってきています。
☆ 安心感をもたらす香り
非常に個性的な香りだと好き嫌いが分かれますが、ラベンダーは角がとれたマイルドな香りです。
その香りには第一印象として安らぎを感じる方が多いと思います。
例えばユーカリプタスのように確かに効果を実感できるものの、薬の様な香りだと疲れますね。
ただラベンダーは種類が多く個別にバラつきが出がちですので、相場よりあまり安い精油は避けられた方が無難だと思います。

日本と世界の香りの好みの違い
さて今回は日本での精油販売会社の情報を元にお話ししました。
日本のみならず世界的にアロマ市場は年々大きくなっています。
では世界の人々はアロマでどの様な香りを求めているのでしょうか?
基本的に日本の人気の香りと同じです。
ラベンダーが一番。そして柑橘系です。
それに続き薬効的な香りです。
ですが日本と好みが分かれるカテゴリーがあります。
それは森林系の香りです。
世界的には日本ほど森林系のウェイトは高くありません。
日本では森林系の香りは好まれます。
ヒノキなどはその代表例です。
そもそも海外ではヒノキはほとんど見かけないのですが。
あと日本は柑橘系のフルーツが多くその中でもユズの精油は人気があります。
ですが海外ではそもそもユズはほとんどないのでその知名度は低いようです。

香りは人それぞれ好みが違います。
食べ物の好みと同じです。
ですので好みの香りを見つけることがアロマを楽しみ、さらにはアロマの効果を実感するキーとなります。
今回ご紹介したとおり、
柑橘系やラベンダー、あるいはその組み合わせを試されてみてはいかがでしょう。
きっと部屋にいるときの心地よさに変化があると思いますよ。