
ストレスに負けず、傷ついた部分を直し、
と人の体は常に一定の健康な状態を保とうとします。
そしてアロマはその仕組みをサポートします。
ストレスを感じ何となく体調が、、
といった場合は一度アロマをお試しください。
それは香りの信号が直接、脳の奥にある本能の部分に届けられるからです。
この脳の奥の本能の部位が全身状態を一定に保つ司令塔です。
例えば具体的にラベンダーの効果が文献で報告されています。
ラベンダーの香りを嗅ぐと
抗酸化機能を刺激しストレスを和らげる
との結論が述べられています。
アロマの中でも代表的なラベンダーが遺憾なくその能力を発揮しています。
今回はそんなラベンダーの効果を検証した文献をご紹介致します。
ちなみに体を健康な状態に保とうとする仕組みをホメオスタシスと呼びます。
ホメオスタシスについては別のコラムでお話致しております。
◆ ラベンダーとローズマリーの効果
◆ 論文の紹介
☆ フリーラジカル
☆ コルチゾール
◆ 論文の検証方法
☆ ラベンダーとローズマリー
◆ 結論
☆ フリーラジカル消去性
☆ ストレス緩和
◆ まとめ
ラベンダーとローズマリーの効果
今回ご紹介する文献はラベンダーとローズマリーの効果について報告されています。
結論は次の2点です。
①2つとも抗酸化機能を高める
②2つともストレスを緩和する
しかもとても簡単な方法で検証しています。
5分間アロマの香りを嗅ぐだけです。
誰でもすぐにできる方法です。
それで効果があったのですから嬉しい報告です。
ただ②については、ローズマリーはラベンダーに比べるとその効果は弱い様です。
ではその文献から順にお話しいたします。
論文の紹介
今回ご紹介する文献は次の通りです。
Smelling Lavender and Rosemary increases free radical scavenging activity and decreases cortisol level in saliva
(ラベンダーとローズマリーの香りがフリーラジカルの消去機能を高め唾液中のコルチゾールレベルを下げます)
2007年2月
NIH(米国衛生研究所)National Library of Medicine
PubMed
文献タイトルにあるように、ラベンダーとローズマリーの香りを嗅ぐと抗酸化機能が高まり、なおかつストレスレベルも下がった、と報告されています。
アロマとストレス緩和に関する文献の中ではよく参照される文献です。
ちなみにグローバルな文献検索を行うサイト(Consensus コンセンサス)では、データベース内の最もよく引用される文献のトップ5%に入っているそうです。
☆ フリーラジカル
フリーラジカルは非常に不安定で攻撃的な分子(または原子)です。
体内では細胞を傷つける原因となりそれが体内の酸化をもたらします。
体内の働きを弱め老化が進む原因ともなります。
ですが体はその様なフリーラジカル対策を持っています。
特に人は酸素を必要としますので酸素のフリーラジカル発生を避けることができません。
ですのでフリーラジカル消去機能を高めることはとても大切です。
☆ コルチゾール
これはストレスと戦うホルモンです。
腎臓の上に乗っている副腎皮質から分泌されます。
ストレスを感じると分泌されそのストレスに体が対処しようとします。
逆に言えばコルチゾールの値が高いとストレスを感じている状態であり、
低いとストレスから解放されていることになります。

論文の検証方法
今回の文献は日本人によるものです。
ですので検証対象の方々も日本人です。
日本人対象の結果ですから我々にもあてはまりやすいと思います。
対象者: 健康な22人
対象アロマ:ラベンダー ローズマリー
検証方法: 5分間アロマを嗅ぐ
その後すぐに唾液を調べる
検証内容: 唾液に含まれる成分検査
フリーラジカル消去成分
とコルチゾール
ならびにその他成分
ラベンダーとローズマリーは混ぜるのではなく別々に検証します。
文献タイトルにあります通り
体を酸化から守るフリーラジカル消去成分と
ストレスの度合いを測るコルチゾールが
唾液中にどれだけ増減するかを調べています。
☆ラベンダーとローズマリー
文献ではラベンダーとローズマリーの2種類のアロマについて調べています。
この2つが選ばれたのには理由があります。
それは二つのアロマが副交感神経と交感神経にそれぞれ働きかけるからです。
ラベンダー
アロマと言えばラベンダーを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
実際ラベンダーのリラックス効果は数多く検証されています。
体全体を自動的にコントロールしているのは自律神経です。
その中でも体を落ち着かせる副交感神経に働きかけるアロマがラベンダーです。
ですのでこの文献の様にストレス緩和効果をはかるには理に叶ったチョイスです。
ローズマリー
一方ローズマリーは集中力を高め記憶力を高める報告があがっています。
自律神経の中でも体をアクティブに動かす交感神経に働きかけるアロマです。
なのでフリーラジカルに対抗する仕組みに刺激をもたらす点を検証することは興味深いところです。
この様に、主にラベンダーは副交感神経にローズマリーは交感神経に作用します。
その正反対の働きが抗酸化性とストレス緩和に効果をもたらすのか、その検証がこの文献となります。

結論
最初にお話しした通り、ラベンダーとローズマリーの効果についての結論は次の2点です。
①2つとも抗酸化機能を高める
②2つともストレスを緩和する
☆ フリーラジカル消去性
フリーラジカル消去性を高める効果はラベンダー、ローズマリー共に見られました。
ラベンダーは1000倍に薄めた香りが効果的だったようです。
ローズマリーは10倍に薄めた香りが効果的だったようです。
特にラベンダーを1000倍に薄めて効果があったのは驚きですね。
フリーラジカルは体内の細胞を傷つけるので体の機能が十分に働かなくなります。
ひどい場合は癌を発症することになります。
また老化を進める原因ともなります。
ラベンダーでフリーラジカルの動きを少しでも抑えることができるのであれば朗報です。
しかもとても簡単な方法です。
☆ ストレス緩和
こちらも2つのアロマ共に効果がありました。
ただローズマリーはラベンダーに比べると効果は弱かったようです。
ローズマリーはもともと交換神経に働きかけますので、ラベンダーと比べるには少し酷な気がします。
アロマの効果はコルチゾールのレベルが下がったことでストレスが緩和されたと結論が出ています。
あとフリーラジカル消去性が高まると、逆にストレスのレベルが下がる関係が明確に出たそうです。
どちらの効果も体を健康に保つにはとても大切なことですから、アロマで一石二鳥の効果が得られることになりますね。

まとめ
アロマはリラックス効果があると言われます。
ですが本当にそうなのかな、と思っておられる方も多いかと思います。
その疑問に応えたのがこの文献です。
しかも抗酸化機能を高める事実と一緒に。
この文献の検証方法はとても簡単です。
たった5分アロマの香りを嗅ぐだけです。
これで効果があるかないかはもちろん個人差があります。
ですが簡単に実行できる方法ですのでストレスを感じられている時、是非一度お試しになってください。