アロマに興味はあるけれど・・・
アロマを一度試してみよう!
と思った時どの様にアロマを使うのでしょう
結構面倒そうなのでまたの機会で。。
と思っておられるかもしれませんね。
初めてだと多くの方はディフューザーをイメージされると思います。
一番簡単で手間もかからないですしね。
それに部屋全体に香りを飛ばすこともできます。
確かにアロマの魅力を楽しめます。
とは言うものの装置を別に用意しないと・・・
装置の手入れもありそうだし・・・
と初めてにしては手軽とは言えないかもしれませんね。
もちろんアロマを楽しむ方法はディフューザーだけではありません。
ここでは使い方を大きく3つに分けてみます。
1.機材なしでアロマを楽しむ
2.ディフューザーなどの機材で楽しむ
3.植物油などの基材を使い楽しむ
1.機材なしでアロマを楽しむ
とにかく精油(エッセンシャルオイル)を購入するだけです。
精油をテッシュに2~3滴たらします。
それを近くに置いておくと香りが漂ってきます。
とても簡単で手軽にアロマを体験できます。
ただ精油は原液なので種類によってとてもきつく感じられることがあります。
そのため期待していた香りとは違う、と感じることもあります。
そんな時にはテッシュの置き場所で香りを調整することになります。
もう一つ簡単な方法をご紹介致します。
少し大きめのマグカップに60℃~80℃くらいのお湯を入れます。
ここに精油を1~2滴たらします。
水蒸気と一緒に香りの成分が拡散しますので、ディフューザーに近い効果が得られます。
精油の香りがきつい場合もこちらの方がマイルドです。
アロマの選択では次のページをご参考になさって下さい。
ちなみにこのサイトでは精油を対象にお話ししています
別名エッセンシャルオイルですね
つまり合成素材ではない、と言うことです
アロマオイルはまぎらわしいですが合成素材を使っています
純粋に香りを楽しむ場合は別として、アロマの効果を考えると精油をお勧めします
精油と合成素材の違いは次のページをご参考になさってください
2.ディフューザーなどの機材で楽しむ
- ディフューザー
- アロマストーン
- アロマスティック
- アロマポット
ディフューザー
香りを空間全体に飛ばすことができるのでアロマをもっとも効率的に楽しめます
精油を直接、もしくは水と一緒にセットするだけなので簡単でもあります
アロマストーン
これも精油をそのまま使いますのでアロマを簡単に楽しむ事が出来ます
ディフューザーに比べると水蒸気の力を借りないので香りの範囲は少し限られます
ただディフューザーとは違い電気はもちろん、火も使わないので安全です
アロマスティック
(リードディフューザー)
精油原液を薄めた液にステックをさして香りを飛ばします
ですので精油を薄める手間がかかります
市販製品の場合、薄めた精油ではなく、使う溶液がアロマオイル(合成素材が使われている)として販売されている場合が多いです
精油か合成かどちらを使うのか区別が必要です
アロマポット
精油に少しの水を足し、加熱して香りを飛ばします
自分の周りの空間に香りを飛ばすことができます
もちろん空焚きには注意です
電気の場合はよいのですが、キャンドルを使う場合そのキャンドル消す時の焦げた匂いがせっかくそれまで漂っていた心地よい香りを帳消しにする場合があるのが難点です
いづれにせよ、水を加えるくらいで精油をそのまま使えることと
セットでよく販売されているアロマオイルを使わないことから
ディフューザーかアロマストーンが無難だと思います
3.植物油などの基材を使い楽しむ
基材とは
基材とは、精油を混ぜる受け皿となる材料のことです。
具体的には、キャリアオイル(植物油)、無水エタノール、ミツロウやシアーバターなどを指します
よく使われるのがキャリアオイルです
精油は水には溶けずオイルに溶けますので、キャリアオイルとの相性がいいです
キャリアオイルは10種類程度ありますが、食品としてお馴染みのオイルが多いです
例えば、オリーブオイルやココナッツオイルです
ですが現在主流のキャリアオイルはかなり精製されていますので、食品としてのオイルとは色も香りも違います
もう一つよく使われる基材は無水エタノールです。
繰り返しとなりますが、精油は水に溶けないので水で薄める前に少量の無水エタノールで精油を馴染ませてから水を加えます。
このように精油に手を加えるケースはアロマにハマった方々かもしれません
そもそも精油を薄めるだけでもそれなりの準備が必要になりますので(笑)
ですが精油に手を加えると、アロマの利用方法がグンと広がります
利用方法が広がるだけでなくブレンドへと繋がります
精油に手を加えるバリエーションは次の通りです
- お湯と精油・・・沐浴
- 水とエタノールと精油・・スプレー、アロマスティック
- キャリアオイルと精油・・トリートメント
- シアバターやソルトと精油・・クリームやバスソルト
お湯と精油(沐浴)
単にお湯と精油を混ぜるだけです
ですが精油は水に溶けず浮いていますので精油を薄めるということではないのですが
お湯を使うのは水蒸気によって香りの成分を拡散させるためです
1.でご紹介したマグカップのお湯に精油を垂らす芳香浴と同じです
わざわざここで同じことをご紹介したのは、この方法でリラックス効果が高いお風呂での使用をお勧めするためです
お湯に精油を数滴たらして沐浴すると気持ちがいいです
ただ精油の中にはスィートオレンジの様に肌刺激のある種類もありますので事前確認が必要です
1.でご紹介したマグカップを使う方法は肌に触れないのでその心配はありません
水とエタノールと精油
すぐ上のセクションでご説明差し上げた通り、精油は水に溶けません
そのため精油を薄めるためにはまず精油を溶かす溶剤を使います
無水エタノールを使います
エタノールは水と相性がいいです
ですので、まず精油を少量の無水エタノールで溶かします
そしてその無水エタノールを水と混ぜ合わせ精油を薄めます
薄められた精油は香りも柔らかくなり使いやすくなります
アロマステックのような使い方もできますし
スプレータイプも携帯ができ便利です
ただ精油の中には水と反応して劣化する種類もありますので、早めに使い切る方が無難です
キャリアオイルと精油
これはトリートメントを意識した使い方です
キャリアオイルだと蒸発がゆっくりとなりますので効果が持続されます
また加水分解による精油の劣化も抑えられます
キャリアオイルそのものにもスキンケア―効果がありますので、アロマの効果と合わせて自分にあったアロマを見つけることができるとかなり満足度の高い使い方となります
シアバターやソルトと精油
直ぐ上のセクションもそうですが、ここまで来るともうプロフェッショナルの領域に入りそうです(笑)
ここで申し上げたいのは、あくまでも自分にあったアロマを見つけるのはご自身です
そしてご自身が気に入ったアロマを使った保湿クリームやバスソルトは市販とは違った満足感を得ることができます
あくまでも主役は香りのよい自分のお気に入りのアロマです
アロマの濃度は1%程度がメドです
さて精油はどのくらいの濃さで使えば良いのでしょうか
精油を薄めて使う場合には濃さを1%くらいに調整するのが良さそうです
全種類のアロマで実験されたわけではありませんが
ラベンダーでは検証された結果があります
0.1% 1% 10%で集中力を比較した結果です
結果は1%のケースが最も集中力が高まったそうです
(アロマテラピー学術誌2008年vol8 9-14より)
1%濃度と言ってもピンとこないですよね
普段意識することはないと思いますが、市販の目薬パッケージはどのくらいの量が入っているかご存知ですか
大体15ml前後です
この量の水だと精油3滴程度で1%です
アロマの持続時間のメドは?
これは3つのグループに分けられます
◇トップノート 柑橘系の爽やかな香り
◇ミドルノート フローラルやハーブの優しい香り
◇ベースノート 大地を思わせる少し湿った香り
上から順に持続時間が長くなってゆきます
空間の環境やアロマの種類によりもちろん違いはありますが
おおよその持続時間のメドは以下の通りです
◆トップノート
10分~30分程度 基本的に分で表す程度
◆ミドルノート
1時間~3時間程度 基本的に時間で表す程度
◆ベースノート
6時間程度もしくはそれ以上
ですので目を覚まそうと柑橘系のアロマを試しても意外と香りは早く消えてしまいます
アロマの有効期限のメド
多くのアロマは大体1年くらいが有効期限です
ですがすぐ上のセクションでもご紹介した3つのグループで違いがあります
トップノートは揮発性で酸化しやすいので早めに使った方がいいです
もちろん保存状態によりますが栓を開けると1年はもたないと考えた方が無難です
一方ベースノートはそもそも揮発しにく酸化しにくいので1年以上、場合によっては2年以上その程度を保ちます
このカテゴリーではアロマの使い方について以下の様なコラムで順次ご紹介しています
ぜひご参考になさってアロマをお楽しみ下さい