【キャリアオイル(ベースオイル)の値段の相場】ECサイト10社の値段の平均値です

アロマを使う
ドイツ ヴィルツブルクのレジデンツ
ドイツ ヴィルツブルクのレジデンツ

このサイトではアロマをトリートメントオイルで楽しむことをお勧めしております。
キャリアオイル(ベースオイル)に精油を少し混ぜてトリートメントオイルを作ります。
面倒に思えますが作り方はとても簡単です。

キャリアオイルと精油をただ混ぜるだけです。

精油をつかったトリートメントオイルは好きな香りをダイレクトに楽しめます。
しかもキャリオイルはスキンケア―効果をもたらす種類が多いです

ではアロマで使うキャリアオイルの値段の相場はどのくらいでしょう。

今回はアロマで使うキャリアオイルの値段の目安についてです。
なお、精油の値段の相場については以下のコラムをご参考になさってください。

ローズマリー

今回精油の価格調査を行った対象サイトは以下の通り10社です。

生活の木
無印良品
Marks & Web
イーズアロマショップ

カリス成城
ニールスヤード
プラナロム
フロリハナ
フレーバーライフ
プリマヴェーラ

また今回の価格調査は精油ではないのですが、10社は「無印良品」を除き、すべてAEAJ(日本アロマ環境協会)のAEAJ表示基準適合認定精油に登録されているブランドです。

平均価格の計算は次の様にしました。

・対象商品の種類 11種類
・販売量の単位  50mlに揃える
・消費税     税込み価格
・有機製品の扱い 有機以外と同じ扱い
・調査時点    2024年4月中旬

販売サイトによって販売量の大きさはまちまちです。
そこで価格を計算するときは全ての販売量単位を50mlに換算し揃えています。
どちらかと言えば100mlで販売されているケースが多いのですが、オイルの保管管理を考え少ない量で最初は購入された方が良いと思います。

50mlは一回にトリートメントオイルを作る量を考えて決めました。

全て消費税込みで計算しています。

キャリアオイルの種類によっては有機とそれ以外と品揃えが増えているケースがあります。
その場合は全て合算して価格平均値を計算しています。

奥蓼科の美しい景色

結果は次の通りです。

ベースオイルの価格表

対象の販売ECサイトの数が10なのにサンプル数が10を超えているのは、有機商品とそうでない商品の両方を扱っているサイトがあるためです。

どれがいいのだろう?と迷いますよね。
管理人のおすすめはオリーブオイルホホバオイルです。

オリーブオイルは値段も手頃で酸化しにくく安心感があります。
ホホバオイルは、正確にはロウですが、酸化しにくくなおかつ肌に優しいオイルです。

その他マカデミアナッツオイルも酸化しにくく肌に馴染みやすいオイルでお勧めです。

キャリアオイルの種類やポイントは次のコラムをご参考になさってください。

ローズマリー

価格表にオリーブオイルスクワランがありますね。
オリーブオイルと何が違うのでしょう。
スクワランについてお話しておきます。

とてもよく似た名前ですが別物です。
スクワレン天然の脂肪酸
スクワランはスクワレンから変化した脂肪酸

キャリアオイルとして使われるスクワランはスクワレンを加工処理した物です。

天然の脂肪酸であるスクワレンはサメの肝油に多く含まれています。

実は人の体の中でも作られ、特に皮膚には多く存在しています。
皮膚に存在することからも分かるように、スクワレンは皮膚への浸透性が高く保湿性も併せ持っています。

さらにスクワレンがスクワランに姿を変える時、酸素を放出するので酸素の運び屋とも呼ばれ肌をいきいきさせる効果も持ちます。

植物ではオリーブに多く含まれているため、キャリアオイルの中でもオリーブスクワランとして商品化されています。
ただ多く含まれていると言っても1%程度なのですが。。

スクワレンに水素が取り込まれるとスクワランになります。
この時酸素が放出されます。

スクワレンは肌に優しい有益な脂肪酸なのですが、実は酸化しやすい性質を持っています。

ではスクワレンを含むオリーブオイルは酸化しやすいオイルなのでしょうか?
いえ、オリーブオイルは酸化しにくい安定したオイルです。

先ほどお話した通り、オリーブに含まれるスクワレンは1%程度なのでオリーブオイルそのものにはほとんど影響がありません。

そこでスクワレンに水素を通し酸化しにくい安定化させた脂肪酸がスクワランとなります。
スクワランに変化してもスクワレンが持っていた肌への浸透性と保湿性の性質は維持されています。

スクワランになると酸化の心配が薄れますので化粧品にはく使われます
なのでスクワレンとして販売されるのではなくスクワランとして販売されます。

花とみつばち

販売店によりキャリアオイルの販売単位はまちまちです。
どちらかと言えば50mlの単位で販売しているキャリアオイルは少ない方かもしれません。

ですが保存管理を考えると最初は少なめの方がよいと思います。

トリートメントオイルを作るときの目安は30mlくらいです。

一回に使う量が1円玉くらいの大きさだと、おおよそ1ml強から2ml弱くらいです。
軽くハンドクリーム代わりや首筋に使う程度であれば1か月以内で使いきれるイメージです。

精油の濃さは1%くらいが目処ですから、1回のトリートメントオイル作成で0.3mlくらいの精油が目安となります。
ちょうど精油5~6滴に相当します。

デフューザーやアロマストーンによる芳香浴に比べると1か月近く数滴の精油で香りを楽しめるのでお得感があります。

手作りのトリートメントオイルはどうしても酸化が気になります。
ですので作ったトリートメントオイルは1か月くらいで使い切るのが目安です。

それを考慮すると1回に作るトリートメントオイルの量は、上でお話した通り30mlくらいが適当です。
もちろんトリートメントオイルをよく使われるのなら、一回に50ml分を作られても1か月で使い切ることはできますが。

ですのでキャリアオイルも最初は50mlくらいの購入でお試しになってください。

特に酸化しやすいキャリアオイル、例えばアルガンオイルやグレープシードオイルだとなおさらです。

どのようなキャリアオイルが酸化しやすいかは別のコラムでお話しておりますのでご参考になさってください。

ラベンダー畑の風景

とても簡単です。
精油とキャリアオイルを混ぜるだけです。

・遮光瓶
・計量スプーン、もしくは計量カップ
・キャリアオイル 30ml
・精油      数滴

精油は弱い光毒性を、特に柑橘系はそうですが、持つものがあります。
遮光瓶はトリートメントオイルの質を劣化させないためにも必要です。

ちなみに遮光瓶はアロマを扱っているサイトを探すと400円くらいで購入することができます。
例えば「生活の木」とか。

①遮光瓶はきれいに洗っておきます。
②キャリアオイル30mを遮光瓶に入れます
 大さじ2杯ですね
③好みの精油を数滴遮光瓶に入れ混ぜます

精油をブレンドする時は合計で数滴にします。
数滴にする理由は出来上がりの濃さを1%程度にするためです。

これだけです。

エッセンシャルオイル入りの化粧水

ご自身のお気に入りの精油だと直接香りが楽しめるので満足度は高いですよ。

もし特に考えている精油がなければ、肌に良い効果をもたらす精油がありますからそれを試されるのはいかがでしょう。
いくつか種類がありますので、別のコラムをご参考になさってください。

50mlでもキャリアオイルはそれなりの値段がします。
ですが何度もお話している通り、ダイレクトに好みの香りを楽しめるのは芳香浴とは違った満足感があります。
しかもキャリアオイルそのものにもスキンケアーの働きがありますのでトリートメントオイルはお勧めです。

キャリアオイルを選ばれる時、今回の値段の相場をご参考になさってください。

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