トリートメントオイルはアロマを楽しむお勧めアイテムです。
肌に塗ると体温の助けもあり香りが立ちます。
手や首に塗りますので鼻に近く、ディフューザーなどの芳香浴に比べ香りがダイレクトに届きます。
それだけ香りを楽しむことができます。
そのような香りの良いトリートメントオイルをラベンダーポプリを使い簡単に作ることができます。
アロマの代表的な香りであるラベンダーを手軽に楽しめるところがお勧めの理由です。
しかも精油に比べ取扱いに気を遣うこともありません。
今回はそんなラベンダーポプリを使ったトリートメントオイルのご紹介です。
◆ ポプリでトリートメントオイル
・ポプリの香りを移す
・料理で使うシーズニング
◆ トリートメントオイルの作り方
・用意するもの
・作り方
◆ トリートメントオイルを使う
◆ ポプリを使う利点
・ポプリの香り
・ポプリの取扱い
◆ キャリアオイルの選択
ポプリでトリートメントオイル
☆ポプリの香りを移す
香りの分子はオイルに溶けます。
ですのでポプリの香りもオイルに溶けます。
別のコラムでアロマの入門としてラベンダーポプリをご紹介致しました。
同じようにラベンダーポプリを使うとキャリアオイルに香りが移り、とても良い香りのトリートメントオイルが簡単に作れます。
しかもラベンダーの香りが長くしっかりとオイルに残ります。
☆料理で使うシーズニング
香りの分子がオイルに溶ける性質は料理でよく使われます。
一番身近な例は菜種油に唐辛子などを漬けたラー油でしょうか。
またオリーブオイルにタイムやローズマリーを漬けたりもしますね。
オリーブオイルで炒め物をする時、細かく刻んだニンニクを最初に入れてオイルに香りづけをしたりもします。
これなども香り分子がオイルに溶ける性質を利用しています。
キャリアオイルにラベンダーポプリの香りを移すのも同じです。
トリートメントオイルの作り方
☆用意するもの
・キャリアオイル(30ml)
・ラベンダーポプリ(大さじ1杯)
・お茶パック
・キャプ付きの瓶
キャリアオイルの量は特に基準があるわけではありません。
時間が経つとどうしてもオイルが酸化などにより劣化する可能性がありますので、少量作り1か月以内に使い切るくらいを目安にします。
その目安として1回に作る量は30mlくらいが適当です。
30ml程度のキャリアオイルだとほとんどお茶パック内のポプリにオイルが吸収されてしまうのですが、それでも瓶を傾けるとオイルが流れ出てきます。
☆作り方
① お茶パックにポプリを入れます
ラベンダーポプリをそのままキャリアオイルにつけると、肌に塗る時一緒にポプリが付いてきます。
それを避けるためにお茶パックにポプリを入れてキャリアオイルに浸します。
② キャリアオイルを上から入れます
瓶の中にポプリの袋を入れ、その上からキャリアオイルをかけます。
③ 約一日置いて香りを移します
キャリアオイルを入れてすぐは香りが消えています。
ですが一晩置き瓶のキャップを取るとラベンダーの良い香りが立ち上がります。
トリートメントオイルを使う
キャリアオイルに香りが移れば後は自由に使って頂けます。
管理人はホホバオイルで作っています。
トリートメントオイルはお風呂上りの腕や足にマッサージと共に使われるが最もポピュラーだと思います。
ですが管理人はハンドクリームの代わりに使う事がほとんどです。
そしてお勧めなのがお風呂上りの髪に軽くのばしてあげることです。
髪がべたつくのでは?
と思われるかもしれません。
軽くのばすだけで朝起きた時、髪の毛がフワッとしています。
もちろんべたついてはいませんしクシの通りもいいですよ。
ホホバオイルはオイルと言ってますが、正確にはオイルではなくロウ(ワックス)です。
普通ロウは固体ですがホホバは珍しく液体です。
ですので髪にコシを与えてくれるのだと思います。
もっともいくらロウと言っても常温で液体ですので、ろうそくのような感触ではなくあくまでもふわっとまとまりが出る、と言ったレベルです。
ポプリを使う利点
精油に比べ次の様な利点があります。
・より優しい香りを楽しめます
・ポプリの取り扱いが楽です
☆ポプリの香り
精油は大量の植物より抽出されます。
ですので出来上がりの香りは濃厚です。
またラベンダー精油は水蒸気を使って抽出されます。
そのため100℃を超えないと中々抽出できない重い香り分子はあまり含まれていません。
一方ポプリを使った場合はオイルに直接香り分子を移すことになります。
少し時間はかかっても生花の香りに近い香り分子もとらえることができます。
なので出来上がりは精油よりも柔らかな香りを楽しめます。
☆ポプリの取扱い
ポプリは精油に比べると圧倒的に取扱いが楽です。
言葉は悪いですが少々雑に扱っても品質や効果に影響はありません。
一方、精油の取扱いはそれなりに注意が必要です。
もちろん遮光瓶でキャップがしっかり閉められていれば問題はないのですが。
それでも、
・キャップがしっかりと閉められておらず酸化したり、
・キャップのまわりがべたついたり、
・風呂場や洗面所のように湿気の多いところで品質が変化したり、
など管理保管の悪さより残念な結果になったりします。
香りのマイルドさと取扱いの楽さよりラベンダーポプリはお勧めです。
ちなみに香りが長持ちする割にはコストは精油に比べ割安です。
別のコラムでラベンダーポプリでアロマを楽しむことをお勧めしています。
ポプリの使い方や実際の値段をご紹介しています。
キャリアオイルの選択
精油を使うと作ったトリートメントオイルはすぐに使えます。
一方ポプリを使うと香りが移るのに少し時間が必要です。
おおよそ一日かかります。
ですが、トリートメントオイルを使い切るまでゆっくりとさらに香りは浸透し続けます。
そのためついつい何度もキャップをとって香りを確認したくなります(笑)
キャップを開ける回数も増えたりしますので出来るだけ酸化しにくいキャリアオイルをお勧めします。具体的にはホホバオイル、オリーブオイルをお勧めします。
なお、酸化しにくいキャリアオイルについては別のコラムでお話ししておりますのでご参考になさってください。
ラベンダーポプリとホホバオイルでトリートメントオイルは簡単に作れます。
香りも優しく手軽にラベンダーの香りを楽しめます。
アロマを楽しむ入門としてお勧めですので一度お試しになってください。