【精油がアンチエイジングをバックアップ】肌の健康と美をサポートする朗報です

アロマの効果
ドイツの黒い森
ドイツ 黒い森(シュバルツヴァルト)

上手に歳を重ねたい、と多くの人は願っていると思います。
実際、年齢を重ねても魅力を感じる方はおられますね。

歳に負けず魅力を放つには、内面と外面の両方のケアーが必要だと言われます。

このサイトではアロマの魅力をお伝え致しておりますが、特に癒しをもたらし内面のケアーに効果があります。
この点についてはコラムで色々とご紹介致しております。

一方外面のケアーについてもアロマの精油に効果があることが検証されています。
今回は外面のケアー、つまり肌の美容を保つ効果について検証した文献をご紹介致します。

もくじ

肌の健康と美に注目した2項目
 ☆ 糖化
 ☆ メラニン
肌の健康と精油効果の検証文献
検証結果
 ☆ AGEs(糖化物質)を抑える精油
 ☆ メラトニン生成を抑える精油
まとめ

「アンチエイジング」と聞くと、最初に思い浮かべるのは見た目かもしれません。
その見た目を大きく左右するのは姿勢と肌の状態ですね。

今回ご紹介する文献は、肌の状態に大きく影響をもたらす原因として2つあげています。

① 糖化
② メラニン生成

2点共によく見かける言葉ですね。

糖化は余分な糖分とタンパク質が強固にくっつくコゲです。
よく例に出されるのがトーストのコゲやホットケーキのコゲですね。
肌にその影響が出るとしわとなります。

一度糖化が生じると元に戻すのはとても困難な厄介物です。
ですのでそもそも発生させないようにするのが対策です。

一方のメラニンはご存知シミ・ソバカスの原因として名前があがりますね。
紫外線により肌の細胞が傷つかないように保護するためのメラニン生成です。
ですが色濃く残るのが難点です。

今回の文献はこの2つの原因を精油は抑えることができるのか検証しています。
対象となった精油は30種類です。

ローズマリー

今回ご紹介する文献は以下の通りです。

精油30種の終末糖化産物(AGEs)産生抑制 およびチロシナーゼ阻害効果
アロマテラピー学雑誌 Vol. 24, No. 2, 2023 
2023年5月

近畿大学が中心となってまとめられた文献です。

タイトルのAGEsが糖化物質です。
そしてチロシナーゼはメラニンを生成する酵素です。

先にお話しした通り、アンチエイジングのポイントとなる2項目に精油がどの様に働くのか、その検証文献です。
対象となった精油は30種類です。

文献のタイトルにあるように30種類の精油について検証しています。
その中で糖化を抑える効果があった精油は2種類です。

ローズマリー レモングラス

精油はどちらかと言えば神経系統に働きかけリラックス効果や元気をもたらす精神的改善効果が見込めるケースが多いです。

ですがローズマリーはそれだけではなく薬理効果もそれなりに発揮する優れものです。
例えば、消化促進、抗菌、抗酸化、そして集中力を高め記憶力強化なども検証結果としてよくあげられます。

そのようなローズマリーが糖化を抑える効果を発揮するのは理に叶っているように思えます。

一方のレモングラスもとても特徴的な香りでその爽やかさがお好きな方も多いのではないでしょうか。
レモングラスは精油よりもどちらかと言えばハーブティーの方が一般的かもしれません。

今回の文献は効果のあった精油の検証結果のみの発表です。
残念ながら糖化を抑えるそのメカニズムについて説明はありません。

ラベンダーとみつばち

メラトニンの生成を抑える効果があった精油1種類です。

メリッサ

メリッサがアロマで使わるシーンは特にメンタルケアーです。
香りはとても特徴的でレモンの様な爽やかさをもたらします。
そのため抗うつケアーなどに用いられ神経系に穏やかに作用します。

さらにもう一つの効用は抗菌、抗炎症です。

今回の検証でメリッサがメラトニン生成を抑える効果を発揮した理由については説明されていません。
ですがこの抗炎症作用で紫外線による肌の炎症を抑えるように作用しているのかもしれません。
それがメラトニン発生を抑える事にもつながっているのだと思われます。

アンチエイジングは内面と外面の両方のケアーが必要だと言われます。

内面は体の仕組みを一定に保つホメオスタシスの仕組みに働きかけ、精神的なバランスを取る事が大切です。
その様な内面のケアーにアロマは貢献します。

そして今回の外面のケアー、特に肌の健康と美を守る方法の一つとして精油が検証されました。
まさに内面、外面の両方よりアロマの効果は期待できるわけです。

ぜひ一度お好きな香りを見つけアロマをお試しください。

奥蓼科の美しい景色
タイトルとURLをコピーしました