【初めてのアロマで迷ったら柑橘系はいかが?】クセがなく爽やさから人気があります

アロマの選択
ケンブリッジ ケム川の小舟
イギリス ケンブリッジ ケム川の小舟

アロマに興味はあるけど種類が多いのでどれを選べばいいのかな?
と迷っておられる人は多いと思います。
迷って結局面倒になってしまうとか(笑)

そんな時お勧めの種類があります。
柑橘系の香りを試されて下さい。
アロマを試される切っ掛けとしてお勧めです。

今回は柑橘系アロマをお勧めする話です。

もくじ

柑橘系は人気です
柑橘系の良さとは何でしょう?
脳が覚えている香り
 ・精油の香りがイメージに合っている
 ・レモン果汁は体を守る酸化防止剤
柑橘系の注意点
 ・香りがすぐに飛んでしまう
 ・酸化しやすい
 ・光毒性には注意です
柑橘系を楽しめるケルンの水

柑橘系は人気です

人の好みはそれぞれです。
香りも人によりはっきりと好みがでます。

そんな中でも柑橘系の香りは多くの方に受け入れられ人気があります。
実際、お店に並んでいるアロマ商品でも柑橘系の精油はほぼブレンドされ入っています。
それだけ人気があり使い易いということだと思います。

では柑橘系の精油はどの様な種類でしょう

レモン オレンジ ベルガモット
ライム グレープフルーツ

これらが最もよく出回っています。

ベルガモットの実
ベルガモット

あと日本では柚子も見かけます。
とても日本的な香りだと思います。

柚子の実
柚子

柑橘系の良さとは何でしょう?

柑橘系をお勧めする理由は次の通りです。

①さわやかな気分になれる
②自己主張をするクセの強さがない

③他の香りとの相性が良い
④一瞬で香りを楽しめる
⑤馴染みの香りで安定した品質感がある
⑥価格が手ごろ

やはり①②が大きいと思います。
爽やかな香りが不快感を引き起こすことはまぁないと思います。
しかも、その他の香りをつぶしてしまう様な自己主張もありません。
自己主張ではなく③の通り、他の香りとも合わせやすいです。

④も意外とポイントです。
柑橘系の香り成分は軽いので精油の瓶のふたを開けるとすぐに香ります。
それがまた爽やかさと相まって良い印象をもたらします。
精油の中には中々香りが立ち上がらず本当の良さが分かりにくい種類もあるので対照的です。

柑橘系は身近な素材ですので⑥の通り価格も比較的手頃です。
また身近な素材のため品質も割と安定しバラツキも少ない方です。

⑤については次に少しお話し致します。

ラベンダー畑の風景

脳が覚えている香り

アロマの中で柑橘系はとても身近な香りです。
やはり食べ物で馴染みがあるのが大きいです。
馴染みの香りとは脳が覚えている香りです。

他の精油は、名前を聞いてもその植物や花の姿が思い浮かばなかったり、そもそもどんな植物か分からないものもあると思います。

食べ物から皆さんは柑橘系の香りをご存知です。
そしてその精油も果物と同じような香りがします。

何を当たり前なことを!!
と思われましたか。
ですがこれは意外とポイントなのです。

アロマに興味を持たれて、いざ精油の香りを試されるとご自身が抱いていたイメージと違う!と感じる精油は意外と多いです。

それでいまいちアロマに馴染めない、と。
例えばアロマの代表格であるラベンダー。
生花の香りをご存知だと精油はちょっときつく感じられると思います。
もっと丸みを持った香りだと思った。とか

いくら代表的な精油と言われても、実際の香りと抱いていたイメージがあまりにも違うと、うん~もっといい香りだと思っていたのに、、、と遠ざかってしまうかもしれません。

ですので、ご自身が持っておられるイメージと実際の香りにギャップがないことは意外にポイントになります。
その点、柑橘系はイメージに合った香りだと思います。
特にアロマをこれから試そうとされる方にとっては出鼻をくじかれないと思います。

清涼飲料水の成分ラベルに酸化を防ぐ酸化防止剤やビタミンC(アスコルビン酸)などとよく書かれていますね。
酸化防止剤ではなくレモン果汁と直接書いてある場合もあります。

人は酸素をいつも体に取り入れていますから体内の酸化はどうしても脅威となります。
そのため酸化を防止してくれるビタミンCを多く含むレモンなど柑橘系は体が喜ぶ栄養素です。
脳はそれを記憶しています。

脳は食べ物から柑橘系の香りを記憶していて、この香りを嗅ぐと体の酸化を抑える安心感と共に元気が出てあの爽やかな気分をもたらすのだと思います。
香りの成分は何と言っても本能に働きかけますので。

バスケットのラベンダー

柑橘系の注意点

これまでお話した通り柑橘系は使いやすく人気の香りですが、いくつか注意点があります。

① 香りがすぐに飛んでしまう
② 酸化しやすい
③ 弱い光毒性を持つ

柑橘系の香り成分はとにかく軽いです。
そのため精油の瓶のふたはしっかりと閉めておく必要があります。

香り成分が軽いため芳香浴でも割とすぐに香りが飛んでしまいます。

ですが爽やかさをもたらす香りなので、長い間嗅ぐと少し疲れる場合もありますので一概に悪いことばかりではないのですが。

酸化には少し注意が必要です。
香り成分が軽いためすぐに空気と混ざってしまいます。
そのため酸化しやすいのです。

酸化すると精油が劣化してしまいます。
柑橘系の香り成分の主役はリモネンと呼ばれています。

このリモネンが柑橘系の爽やかさをもたらすのですが、同時に酸化しやすいのです。
この酸化が弱い光毒性に関係します。

ディフューザーなどを使う普通の芳香浴のような使い方では神経質になる必要はありません。
注意が必要なケースは、精油を使い化粧水、トリートメントオイル、バスソルトなどを作る場合です。
つまり薄めた精油を肌に塗る場合です。

肌に塗った柑橘系の精油成分が光に反応し皮膚に炎症などのトラブルを起こすことを光毒性と言います。

ですので精油を使った化粧水やトリートメントオイルを作る場合はその濃度を2~3%程度、多くても5%程度くらいまでにしておくのが無難です。

もちろん精油は濃いので直接肌に塗ることは厳禁です。

例えば柚子の香りが好きだから、とバスタブに直接柚子の精油を垂らすとします。
精油は水に溶けず水面に浮いてきます。

ちょうど首の周りに直接精油が触れることになります。
すると首の周りが赤くなり痒くなる場合があります。

ひどい場合は炎症を起こし首の周りがチクチクしたりします。
お気をつけください。

精油ではなく香水のケルンの水は柑橘系を楽しめるオーデコロンです。
ドイツ・ケルンで作られているのでケルンの水と呼ばれています。

ケルンの水


実はオーデコロンはケルンの水をフランス語読みした言葉です。
ケルンの水は200年以上に渡り多くの人に愛されてきた香水です。
それはケルンの水という、いち商品名だけではなくオーデコロンと言う香水の中の一つのジャンルとしても呼ばれていることからも分かります。

このケルンの水はベルガモットを中心とした柑橘系の香りが強く出ている香水です。
アロマの精油ではなく香水を検討しておられるのなら、一度店頭でその香りを試されてはいかがでしょう。

このコラムでは、初めてアロマを検討しどの香りにしようか迷っておられる方へ柑橘系をお勧めしています。
その柑橘系の良さを具体的に精油とは違った形で示してくれるのがケルンの水です。
一度香りを確認されてみてはいかがでしょう。

ちなみに管理人は柑橘系のベルガモットをブレンドしたトリートメントオイルを作り使っていますが、肌のトラブルはおきていません。
香りが良くとても満足しています。

ケルンの水については別のコラムで詳しく紹介致しております。

アロマに興味はあるのだけど。。
と迷っておられるのなら、まず柑橘系を試してみてはいかがでしょう。
アロマのきっかけとしてお勧めです(^^);

ラベンダーとみつばち
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