【レジェンド名香と呼ばれる香水 ケルンの水】香水デビューを考えている方へ

アロマを使う
ドイツ アーヘン
ドイツ アーヘン

ケルンの水はオーデコロンです。
香水にご興味のある方ならご存知かもしれません。
一方アロマの勉強をされた方ならまずケルンの水はご存知だと思います。

ケルンの水はアロマでもあり香水の仲間でもあります。
一つの商品というよりは、まさに教科書に載っている教材的な作品だと思います。

アロマを試してみようかな、とか香水を試してみようかな、とお考えであればケルンの水は一度確認されることをお勧めします。

今回は香りの文化を育てた立役者でもあるケルンの水についてお話致します。

ケルンの水をご存知でしょうか
ケルンの水の特徴
200年以上に渡り愛されている香り
  ☆伝統的な商品4711
  ☆200年以上変わらぬレシピ
天然素材の香りがベース
  ☆合成香料の誕生前に販売された商品
  ☆アロマでもあり香水類でもある
香水文化を一般に広めた立役者
  ☆香りに多くの関心を集めた商品
オーデコロンの通称に昇格した香り
  ☆オーデコロンの名前が示すこと
爽やかで気分転換できる香りの効用
  ☆柑橘系の香り
  ☆ケルンの水に魅了された人物
ユニセックス用で男性ファンも多い

アロマに関心のある方や香水類に興味をお持ちの方はご存知かと思います。
ケルンの水は200年以上の歴史を持つオーデコロンです。

ケルンの水をご存知ない方でも特徴的な瓶をご覧になると、「あっ、あれか」とお分かりになるかもしれません。

ケルンの水

香りに興味を持たれ香水やオーディコロンを試してみようかな、と思われた方へお勧めのオーデコロンです。

オレンジベルガモットを中心とした柑橘系の香りが特徴的で第一印象は爽やかです。
それに続き少しフローラル系の香りも続きますので優しい落ち着いた雰囲気ももたらします。

ケルンの水のホームページを見ると、昔からレシピは守られている様です。
それならほぼ天然素材、つまりほぼ精油で作られたオーデコロンです。
香水類はほぼ全て合成素材で作られますのでとてもユニークな存在です。
(※ホームページでは昔からレシピは守られている、と書かれていますが実際の商品ベースでは一部合成香料が使われているようです)

ディフューザーを使わなくてもアロマの精油の香りを直接楽しむことができます。
しかも精油だと濃すぎてよく分からない香りもオーデコロンですので適度な濃さでその精油が持つ本来の香りの良さを楽しめます。

ローズマリー

いくつかある特徴は以下の通りです

・200年以上に渡り愛されている香り
・天然素材の精油が香りのベース
・香水文化を一般に広めた立役者
・オーデコロンの通称に昇格した香り
・爽やかで気分転換できる香りの効用
・ユニセックス用で男性ファンも多い

現在のケルンの水が商品として誕生したのは1800年より少し前です。

現在のケルンの水は1792年からレシピが変わらないとホームページに記載されていますが、元々の原型は1709年から売り出されています。
先ほどの写真の商品は1792年頃から販売され”4711”と呼ばれています。

我々はこれを見ると「ヨンナナイチイチ」と呼びそうですが、欧州では「フォーセブンイレブン」と呼ばれています。

話はそれますが、ポルシェの名車911も我々は「キューイチイチ」と呼びますが、彼らは「ナインイレブン」と呼びます。
車好きの人にしか興味のない話ですが(^_^)

4711はこの商品が作られた建物の番号を指しています。

ちなみにケルンの水のホームページは
www.4711.com
です。4711そのままです(笑)

ホームページによるとレシピは当時より変わっていないそうです。
もう200年以上経っているのにいまだに当時のレシピが活きているというのは驚きです。
この世の中で200年以上も変わらずにそのステイタスを維持できている物がどれだけあるでしょうか。

それだけ世界で多くの人達に受け入れられている香りということだと思います。
基本は柑橘系の香りですから万人受けする香りではあります。

アロマや香水類に興味を持たれたのなら、200年以上多くの人達に認められてきた香りは一度確認される価値はあると思います。
ここでは長くなりますのでケルンの水のレシピについては別のコラムをご参考になさってください。

現在のケルンの水が商品として誕生したのは1800年より少し前です。
一方初めて合成香料が誕生したのは1834年です。

つまり販売当時は明らかに天然素材のみでレシピが作られていたことになります。
ケルンの水のホームページには、現在のケルンの水は1792年からレシピが変わらないと記載されています。

ですが、元々の原型は1709年から売り出されています。
200年以上どころか300年以上に渡り多くの人達に受け入れられてきた天然素材の香りのレシピです。

まさに現在のアロマでも手本の一つとなるレシピです。

このサイトではアロマとして精油をお勧めしています。
それは香りを楽しんでもらいたいという管理人の想いと、天然素材である精油が体調を整えQOL(生活の質)を高めてくれることを実感して頂きたいからです。

一方香水類は基本的に合成素材です。
香りを楽しむことはできても体調を整えてくれるかは、疑問です。

4711は、合成香料がなかった時代に天然素材だけで人々を魅了しました。
そのレシピが世の中に香りという文化を誕生させたとも言えます。

ラベンダー畑の風景

香りに対する関心が色々な香りのレシピに挑戦する調香師の活躍の場を広げ、その後の合成香料の登場もあり香水文化が育ってゆきます。

そのきっかけであり手本であったケルンの水は、天然素材のアロマの手本としても、また香水類へと発展してゆく基礎としても一度確認しておくと香りの世界がより身近に感じられると思います。

アロマテラピーの勉強の中でもケルンの水は歴史的な商品として必ず教科書に載っている作品でもあります。

ケルンの水が香水文化の原点的な存在であることはオーデコロンの名前にも残っています。

オーデコロンはフランス語です。
Eau     de     cologne
オー  デ   コロン
水   の   ケルン

です。

つまり「ケルンの水」をフランス語でオーデコロンと呼びます。

オーデコロンと言えばオードトワレ、パフュームと並び香水類のひとつのカテゴリーとして使われています。
香水類の一つのカテゴリーの総称として使われるとは、その先駆者の位置付けです。

それだけ「ケルンの水」は一つの商品名にとどまらないほど人々に愛され認められてきたのだと思います。

奥蓼科の美しい景色

別のコラムでもお話したのですが柑橘系の香りは爽やかで気分を前向きにしてくれます。
柑橘系は多くの人に受け入れられ人気のある香りです。
実際現在店頭に並んでいる商品の多くに柑橘系の香りは配合されています。

やはり歴史上でも柑橘系の香りを中心としたこのレシピに魅了された人物がいます。
その人物とはナポレオンです。
そしてその軍隊のフランス人もその香りに魅了されフランスにお土産として多く持ち帰ったのです。

ケルンの水が表舞台に立ったのも、このフランスでの成功は大きかったと思います。
今で言うインフルエンサーの役割をナポレオンが担ったようなものなのかもしれません。

そのくらいナポレオンはこのケルンの水を愛用したのです。

ケルンの水は男性用とか女性用とかの区別はありません。
繰り返しとなりますが基本的に多くの人に受け入れられる香りです。
先ほどお話した通りフランス軍がいい香りだと買って帰ったくらいですから。

これまで香りの世界にあまりご興味のなかった男性の方でも一度この香りを確認してはいかがでしょう。
特に香水デビューを考えておられるのならこの香りを確認されることをお勧めします。

フローラル系の香りはあまり強くないので管理人のイメージはどちらかと言えば男性受けする香りだと思います。

アロマとしても香水類としても性別に関係なく愛されてきた香りです。
また教材的な存在でもあります。
一度確認されてみてください。

ラベンダーとみつばち
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